海洋生物の調査研究
2024年7月8日~10日の3日間、沖縄美ら島財団と沖縄美ら海水族館にて、第4回Asian Marine Mammal Stranding Network(アジア海凄哺乳類ストランディングネットワーク)ワークショップが開催されました。このワークショップは、特にアジアにおける海棲哺乳類の保全のため、ストランディング(漂着や迷入)発生時の対処方法、組織間の技術共有と連携強化を目的として、これまでにフィリピン、タイ、台湾で開催されています。
日本初開催となる第4回大会は、AMMSN事務局、当財団の共同主催で開催され、各国の事例紹介、獣医師による治療実演、ストランディング発生時の対応実地研修、コブハクジラの解剖実習等が3日間に亘って行われました。タイ、フィリピン、香港、シンガポール、アブダビ、スコットランド、日本から、獣医師、研究者、水族館トレーナー、学生等、約70名の参加者が集い、ワークショップを通じて、互いの連携を深めながら、大変活発に各国間の技術交換や情報共有が行われました。今回生まれた新たな連携や協力関係を基に、今後アジアを含む世界の海洋生態系保全に寄与することが期待できる、非常に有意義なワークショップとなりました。
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