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  1. ザトウクジラ調査
沖縄美ら島財団総合研究センター[美ら島研究センター]

海洋生物の調査研究

ザトウクジラ調査

ザトウクジラ調査

ザトウクジラは夏に餌を食べるためロシアやアラスカなどへ、冬になると繁殖や子育てのため沖縄や小笠原、ハワイなどへ回遊を行います。沖縄周辺では例年12月終わりから4月はじめ頃にかけて本種を対象としたホエールウォッチングが行われており、ザトウクジラは冬季観光産業を支える重要な資源となっています。当財団では国内外の研究者や地元の方々と協力し、ザトウクジラの生態や資源状態を調査しています。

新着情報

2021.3.17

北上するザトウクジラの群れ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/15で調査終了)
本 部:11群23頭(親子クジラ:4群)
那 覇:5群9頭(親子クジラ:2群)

本日で今シーズンのザトウクジラ調査も最終日となりました。皆様のご協力のお陰で、今年は慶良間、本部海域合わせて延べ230頭の識別写真を撮影することができました。今年も、那覇周辺海域の発見情報や尾びれ写真等をご提供頂いた沖縄中南部ホエールネットワークの皆様、本部周辺海域の発見情報など大変多くのご協力を頂いた沖縄北部ホエールウォッチング協会の皆様、また、その他ご協力頂いた座間味島、那覇市、恩納村、伊江村、本部町の皆様、調査にご協力頂いた調査船の船長、調査員の皆様、本当にありがとうございました!また来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

 

2021.3.16

親子(写真上、中央)とエスコート(写真下)

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/15で調査終了)
本 部:8群13頭(親子クジラ:3群)
那 覇:10群17頭(親子クジラ:5群)*提供情報

調査では海況の良い日にドローンを使って上空から撮影を行うこともあります。本日の本部海域では、親子クジラにエスコートと呼ばれる雄クジラの同伴する群が確認されました(写真の下部に写っているクジラがエスコート)。エスコートという名からは、親子を見守る父クジラのような印象を受けますが、実際にはそうでなく、母クジラ(雌)との交尾の機会を狙っている雄クジラだといわれています。

 

2021.3.15

本日確認されたシンガー 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群13頭(親子クジラ:3群)
本 部:8群13頭(親子クジラ:1群)
那 覇:6群10頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今日の本部海域の調査では「シンガー」が観察されました。ザトウクジラのオスは、主に繁殖海域で複雑な鳴き声「ソング(歌)」を発することで知られており、ソングを発しているオスは「シンガー(歌い手)」と呼ばれています。ソングを発する理由は、メスへの求愛、オス同士の牽制など諸説ありますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。今日観察されたシンガーは、しばらくの間1頭でソングを発していましたが、もう1頭のクジラが合流した際に鳴き止み、その後再び1頭になりましたが、もうソングを発することはなく、より沖合へと泳いでいきました。

 

2021.3.14

ザトウクジラのブリーチ 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群16頭(親子クジラ:5群)
本 部:7群20頭(親子クジラ:3群)
那 覇:3群6頭(親子クジラ:2群)

本日の調査では"ブリーチ(ジャンプ)"が観察されました。ザトウクジラはブリーチの他にも、"ペックスラップ(胸びれを海面に叩きつける行動)""ヘッドスラップ(頭部を海面に打ち付けるような行動)"など様々な行動をとることで知られています。その理由は、寄生虫を落とすため、コミュニケーションをとるため、攻撃のため、など諸説唱えられているのですが、実はまだはっきりとは解明されていません。 このような謎めいた大迫力のアクションが見られることも、ホエールウォッチングの醍醐味のひとつなのかもしれません。

 

2021.3.9

並んで泳ぐ親子クジラ 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群10頭(親子クジラ:4群)
本 部:4群8頭(親子クジラ:2群) 
那 覇:7群11頭(親子クジラ:2群)*提供情報

3月に入り、慶良間、本部、那覇のすべての海域で親子クジラが観察されています。本日の本部海域の調査では、親子クジラが計2群観察されました。これまでの研究結果から、母クジラと新生児は、他のクジラ(オスクジラや新生児を連れていないメスクジラ)に比べると、より水深の浅い、岸に近い場所や島と島の間等で多く発見されることがわかっています。母クジラは、沖合に比べて海況の安定した穏やかな海域で、子育てに専念しているのではないかと考えられています。

 

2021.3.6

勢いよく浮上するザトウクジラ 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群12頭(親子クジラ:-群)
本 部:11群22頭(親子クジラ:2群) 
那 覇:6群9頭(親子クジラ:1群)*提供情報

本日の本部海域の調査では、4頭の群が確認されました。沖縄周辺で観察されるザトウクジラの群の頭数は、2頭、1頭、3頭…の順に多く、稀に10頭ほどの群れが確認されることもあります。数日間続けて同じ個体同士が一緒にいることもありますが、多くの場合は、数時間、数日間のうちに離れ、また別の個体と群を形成していることが、これまでの調査からもわかっています。

 

2021.3.1

識別番号R-467 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:8群11頭(親子クジラ:なし)
本 部:12群26頭(親子クジラ:3群) 
那 覇:3群6頭(親子クジラ:3群)*提供情報

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号R-467)が6頭群の内の1頭として確認されました。このクジラは、2004年に初めて慶良間海域で観察されて以降、何度も沖縄周辺への来遊が記録されています。シンガーとして観察されたこともあり、オスクジラであることがわかっています。またこのクジラは、当財団の調査員が小笠原諸島で調査に参加していた際にも現地で確認されており、沖縄、小笠原双方の海域を利用していることもわかっています。当財団では、現在、国内各海域の研究組織と協力して、日本全体のザトウクジラの回遊や交流を調査する共同研究を実施しています。今後の研究成果報告もぜひ楽しみにお待ちいただければと思います!

 

2021.2.22

沖縄美ら海水族館から見えたザトウクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群14頭(親子クジラ:4群)
本 部:10群18頭(親子クジラ:3群) 
那 覇:6群17頭(親子クジラ:3群)*提供情報

今日は、沖縄美ら海水族館からもすぐ目の前を泳ぐ親子クジラやホエールウォッチングを楽しむウォッチング船の姿を観察することができました。本部半島、伊江島周辺でホエールウォッチングツアーを実施する事業者の皆さんの多くは、沖縄北部ホエールウォッチング協会に加盟し、クジラと船との接近距離等を定めた協会のルールに従ってツアーを実施しています。水族館では、今日は、新たな試みとしてクジラ調査船と水族館をライブ中継でつなぐ「クジラ観察会」を実施しました。来館者の皆様に、調査船から見える生のクジラの様子を見ていただいたり、船上の調査員への質問や会話を楽しんでいただくことができました!クジラ観察会の実施は、水族館のFacebookでも紹介されています→ https://m.facebook.com/kaiyohaku.churaumi

 

2021.2.21

識別番号R-8(ゼット) 本部半島沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群16頭(親子クジラ:3群)
本 部:9群15頭(親子クジラ:2群) 
那 覇:5群9頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今日から慶良間海域での調査も開始となりました!また本日の本部海域では、昨日に引き続き、識別番号:R-8(ゼット)が確認されました(写真参照)。ゼットは調査を開始した1991年に初めて慶良間海域で確認されてから、毎年のように沖縄周辺への来遊が確認されています。これまでの記録から、ゼットが今年で少なくとも30歳以上であることや長期に亘り沖縄周辺の繁殖海域を継続的に利用していることがわかっています。通常、ザトウクジラの年齢や性質を一度の観察から知ることは困難ですが、長期的なデータの蓄積によって、少しずつ沖縄のザトウクジラについても詳細が明らかにされています。

 

2021.2.20

3頭群の1頭として確認された識別番号R-8

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部: 14群24頭(親子クジラ:2群) 
那 覇: 7群11頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今年もザトウクジラ調査を開始しました!当ページでは、沖縄周辺で確認されたザトウクジラの発見情報を随時報告していきます。那覇周辺海域の発見情報は、ホエールウォッチング事業者の皆様よりご提供いただいております。いつもご協力ありがとうございます!今年もよろしくお願いいたします!本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-8)が確認されました。この個体は、尾びれ右側にアルファベットの「Z(ゼット)」のような模様があることから、広く「ゼット」の愛称で親しまれています。「ゼット」は、その認識しやすい模様と目撃回数の多さから、沖縄や奄美海域で最も有名なザトウクジラの内の1頭としても知られています。

 

 

ザトウクジラとは

ザトウクジラは体長12~14m、体重30~40tほどになる大型ヒゲクジラ類の一種で、頭部にみられるこぶ状の突起や長い胸びれが特徴です。世界中の海に生息していますが、季節ごとに餌場と繁殖場を回遊しており、とくに北太平洋では、夏になるとロシアやアラスカなどの冷たい海でエサを食べ、冬になるとハワイ、メキシコ、沖縄、小笠原などの暖かい海で繁殖・子育てをします。沖縄沿岸では例年12月終わりごろから4月の初めにかけてよく観察され、慶良間諸島、本部半島周辺、那覇市周辺などで本種を対象としたホエールウォッチングツアーが盛んに行われています。

ザトウクジラ

尾びれ写真を使った個体識別

ザトウクジラは尾びれ腹面の模様や形状が人間の指紋のように1頭1頭異なります。尾びれの色が真っ白いもの、真っ黒いもの、白黒混ざったものや、同じ黒い尾びれでも後縁のギザギザの形状が各個体で異なるなど様々です。この特徴を生かし、世界各地でザトウクジラの尾びれ写真を使用した個体識別が行われています。

ザトウクジラ調査
尾びれ写真を使った個体識別

美ら島財団のザトウクジラ調査

当財団では沖縄のザトウクジラの資源状態や生態を把握するため、30年以上にわたり調査を継続しています。慶良間諸島周辺や本部半島周辺で収集した尾びれ写真の個体識別により、これまでに約1,800頭を識別しています(2021年現在)。この情報をもとに来遊頭数の推定を行ったり、国内外の研究者や地元の方々と協力しながら回遊経路の解明に努めています。また、その調査結果を地元のホエールウォッチング事業者の方々や子供たちに伝える活動なども行っています。

  • 美ら島財団のザトウクジラ調査
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お問い合わせ先
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〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川888番地
TEL:0980-48-2266   FAX:0980-48-2200

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