海洋生物の調査研究
沖縄美ら島財団では、水中に漂う生物のDNA断片を調べ、どんな生物がいたのかを知ることのできる「環境DNA」の研究を進めており、数々の研究成果を発表しています。
今回、当財団は、沖縄県衛生環境研究所と共同で、沖縄の沿岸域での安全なレジャーや漁業活動の脅威となっている有毒生物「ハブクラゲ」の存在を、環境DNA技術を使って知ることのできる技術を開発しました。これによって、ハブクラゲが目で見えない状況でもその存在を知ることができるほか、まだ明らかになっていない幼生の生息環境などを知ることができるようになりました。今後、この技術を野外に投入してハブクラゲの生態を明らかにすることで、被害対策に役立てられることが期待できます。
漁港で大量発生したハブクラゲ
安座間安仙、岡慎一郎、照屋盛実、戸篠祥、谷本都、花原望、久場由真仁、宮城綾乃、福地斉志(太字:財団職員)
ハブクラゲの環境DNAを検出するためのリアルタイムPCRアッセイ
衛生生物
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mez/74/1/74_2213/_article/-char/ja/
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