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  1. ミナミバンドウイルカの繁殖能力についての論文が掲載されました
沖縄美ら島財団総合研究所

海洋生物の調査研究

ミナミバンドウイルカの繁殖能力についての論文が掲載されました

ミナミバンドウイルカ
ミナミバンドウイルカ

ミナミバンドウイルカは国内では、沖縄美ら海水族館でのみ飼育されている希少なイルカです。今回、沖縄美ら島財団では、飼育下の推定年齢47~50歳の雄のミナミバンドウイルカを対象に血中性ホルモン濃度と精液性状を用いて繁殖能力について解析しました。その結果、テストステロン濃度は春から秋にかけて上昇する傾向が見られ、また精子濃度より、老齢な雄個体でも繁殖能力を有することが示唆されました(野生のミナミバンドウイルカの寿命は、35~40歳とされています)。これらの研究成果は、今後のイルカの飼育に関する上で大変重要な発見となりました。

著者名

Sotaro KOGA, Makio YANAGISAWA, Haruka KOGA, Keiichi UEDA, Isao KAWAZU, Koji TOKUTAKE, Noriko FUNASAKA, Motoi YOSHIOKA and Hirokazu MIYAHARA(太字:財団職員)

題名

Reproductive ability of elderly male Indo-Pacific bottlenose dolphins (Tursiops aduncus) in captivity

雑誌名

Mammal Study

DOI

10.3106/ms2018-0044

お問い合わせ先
総合研究所
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川888番地
TEL:0980-48-2266   FAX:0980-48-2200

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