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  1. 深海にすむハタの仲間「キオビイズハナダイ」を沖縄県から初めて報告しました
沖縄美ら島財団総合研究所

海洋生物の調査研究

深海にすむハタの仲間「キオビイズハナダイ」を沖縄県から初めて報告しました

2017年に与那国島近海から採集されたハタの仲間が、これまで沖縄県からは発見例のなかったキオビイズハナダイPlectranthias sheniであるとして、鹿児島大学と沖縄美ら島財団のチームが報告しました。
本種は深場の岩礁域に生息する小型のハタの仲間で、2002年に台湾で初めて発見され、新種として記載されました。2017年には日本国内にも分布することが分かり、和名が与えられたばかりの新顔の魚です。当初国内では伊豆大島、草垣群島、および大隅諸島から奄美大島にかけての海域から発見されており、沖縄県内における分布は不明でした。今回報告された個体は沖縄美ら海水族館が実施した生物採集の過程で得られたもので、分布情報の空白地を埋める貴重な発見です。

著者名

藤原恭司,宮本 圭,本村浩之(太字:財団職員)

題名

与那国島から得られた沖縄県初記録のキオビイズハナダイ

雑誌名

Nature of Kagoshima

お問い合わせ先
総合研究所
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川888番地
TEL:0980-48-2266   FAX:0980-48-2200

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