海洋生物の調査研究
海洋博公園・ウミガメ館では、2017年8〜10月に、国内では稀種である「クロウミガメ」の繁殖に初めて成功しました!
以後、7月から8月にかけて5回の産卵を行い、計262個の卵を産出しました。8月27日に初めて孵化を確認し、10月7日までに14個体が産まれました。
今回の繁殖成功によって、雌クロウミガメの成熟開始サイズや、交尾から卵形成に要する日数が明らかになりました。本種の繁殖生態については知見が乏しく、今後も飼育を継続することで、また新たな知見が得られることが期待できます。
メキシコ・バハカリフォルニアからペルー南部、ガラパゴス諸島を中心とした東太平洋が主な生息地とされている。背甲と腹甲が灰色から黒色で、後肢基部の背甲においてくびれが認められることが特徴。国内では、南西諸島を中心に、沖縄本島でも稀に発見されている。
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