1. ジンベエザメの心臓の内部構造が明らかに
沖縄美ら島財団総合研究所

海洋生物の調査研究

ジンベエザメの心臓の内部構造が明らかに

心臓は、全身に血液を送るポンプの働きをする器官で、その構造は動物の運動能力と密接な関係があります。今回、慈恵医科大学と共同で、ジンベエザメの心臓の内部構造を調査した結果、ジンベエザメ特有の構造が複数明らかとなりました。例えば、ジンベエザメの心臓は、激しい運動時に働く筋肉の割合が極端に少ないことが分かりました。この特徴は、ゆっくり海を泳ぐ彼らの生態を反映していると考えられます。

著者名

Yuji Hirasaki, Taketeru Tomita, Makio Yanagisawa, Keiichi Ueda, Keiichi Sato, Masataka Okabe (太字:財団職員)

雑誌名

The Anatomical Record

論文リンク

https://anatomypubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ar.23902

ジンベエザメの心臓のX線断層画像。外部形態(上)と内部構造(下)。

お問い合わせ先
総合研究所
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川888番地
TEL:0980-48-2266   FAX:0980-48-2200

ページトップ