海洋生物の調査研究
沖縄美ら海水族館では、地元の調査ボランティアの方々と連携し、水族館のある沖縄本島の砂浜において、ウミガメの産卵回数の調査を行っています。
特に、水族館周辺の砂浜での調査結果を例に挙げると、2013年にかけては産卵回数が順調に増加していましたが、2014年以降急激な減少傾向にあることが分かります(図1参照)。これは全国のウミガメ産卵状況も同様の傾向がありました。
ウミガメの産卵が減少する要因としては様々なことが考えられますが、その一つとして、漂着ごみなどによる産卵場の環境悪化が考えられます。砂浜の環境が悪くなると、ウミガメだけではなく、オカヤドカリやスナガニ、チドリ等、砂浜に生息する生物の生存にも影響を及ぼすことも考えられます。
当館ではビーチクリーン等を通して、砂浜の環境保全に取り組み、種の保全に寄与したいと考えています。
(図1)
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