海洋生物の調査研究
総合研究センターでは、2006年より分布の北限にある海洋博公園内のヤシガニ個体群のモニタリング調査を行っています。本調査では、一連の調査で開発した甲殻の紋様による個体識別技術を用いることにより、大半の個体が数年経過しても200mも移動していないことがわかりました。このことから、本種が強い定住性を長期間維持することが明らかとなり、絶滅危惧種であるヤシガニの保全には、保護区の設定が有効であることがわかりました。
Shin-ichiro Oka, Kei Miyamoto, Shohei Matsuzaki (太字:財団職員)
Long-term sedentary behavior of coconut crab in their northernmost range
International Journal of Pure and Applied Zoology
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