
海洋生物の調査研究

ザトウクジラは夏に餌を食べるためロシアやアラスカなどへ、冬になると繁殖や子育てのため沖縄や小笠原、ハワイなどへ回遊を行います。沖縄周辺では例年12月終わりから4月はじめ頃にかけて本種を対象としたホエールウォッチングが行われており、ザトウクジラは冬季観光産業を支える重要な資源となっています。当財団では国内外の研究者や地元の方々と協力し、ザトウクジラの生態や資源状態を調査しています。
伊江島南西沖で観察されたマダライルカ
【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-群-頭(親子クジラ:-群)
*2月より開始予定
本 部:9群11頭(親子クジラ:0群)
*調査船(1隻)による情報
那 覇:18群34頭(親子クジラ:1群)
*提供情報
本日の調査中、伊江島の南西沖でマダライルカの群れが観察されました。ザトウクジラの調査を行っていると、シワハイルカやゴンドウの仲間など、さまざまなイルカやクジラの仲間に出会うことがあります。沖縄美ら島財団では、ザトウクジラ以外の鯨類についても調査を行っており、目撃された場所や日時などの情報を集めるとともに、背びれのキズや欠けといった特徴を手がかりに、個体を見分けるための写真撮影なども行っています。本日観察されたマダライルカは、しばらくの間、船がつくる波に乗った後、北の方向へと泳いでいきました。
水族館沖にて:R-1849
【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-群-頭(親子クジラ:-群)
*2月より開始予定
本 部:6群9頭(親子クジラ:0群)
*調査船(1隻)による情報
那 覇:7群12頭(親子クジラ:2群)
*提供情報
本日撮影されたクジラの尾びれ写真を、過去に撮影された尾びれのカタログと照合してみたところ、一致する個体が確認されました。写真のクジラは個体番号「R-1849」として、2018年に慶良間の海で初めて確認、登録され、その後も2019年や2023年に沖縄周辺の海で再び姿を見せています。このように、クジラの尾びれは人間の指紋のように一頭一頭違っており、写真を手がかりに、そのクジラがいつどこに現れたのかなど来遊履歴を知ることができます。
白い尾びれと黒い尾びれの2頭:伊江島南西沖にて
【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-群-頭(親子クジラ:-群)
*2月より開始予定
本 部:6群11頭(親子クジラ:0群)
*調査船(1隻)による情報
那 覇:8群17頭(親子クジラ:1群)
*提供情報
ザトウクジラの尾びれ腹面の模様は真っ白いもの、真っ黒いもの、白黒混ざったものなど個体により様々で、これを利用し個体識別をすることができます。当財団では、30年以上に及ぶ調査により約2000頭の個体を識別しています。昨シーズンは慶良間海域と本部海域の調査でのべ348個体の尾びれ写真を撮影することができました。さて、今シーズンは何頭のクジラに出会えるでしょうか!?
瀬底島西沖を遊泳するザトウクジラ
【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-群-頭(親子クジラ:-群)
*2月より開始予定
本 部:8群15頭(親子クジラ:1群)
*調査船(1隻)による情報
那 覇:9群15頭(親子クジラ:0群)
*提供情報
今年もザトウクジラ調査を開始しました!当ページでは、沖縄周辺で確認されたザトウクジラの発見情報を随時報告していきます。那覇周辺海域の発見情報は、一般社団法人沖縄本島中南部ホエール協会の皆様よりご提供いただいております。いつもご協力ありがとうございます!今年もよろしくお願いいたします!
ザトウクジラは体長12~14m、体重30~40tほどになる大型ヒゲクジラ類の一種で、頭部にみられるこぶ状の突起や長い胸びれが特徴です。世界中の海に生息していますが、季節ごとに餌場と繁殖場を回遊しており、とくに北太平洋では、夏になるとロシアやアラスカなどの冷たい海でエサを食べ、冬になるとハワイ、メキシコ、沖縄、小笠原などの暖かい海で繁殖・子育てをします。沖縄沿岸では例年12月終わりごろから4月の初めにかけてよく観察され、慶良間諸島、本部半島周辺、那覇市周辺などで本種を対象としたホエールウォッチングツアーが盛んに行われています。

ザトウクジラは尾びれ腹面の模様や形状が人間の指紋のように1頭1頭異なります。尾びれの色が真っ白いもの、真っ黒いもの、白黒混ざったものや、同じ黒い尾びれでも後縁のギザギザの形状が各個体で異なるなど様々です。この特徴を生かし、世界各地でザトウクジラの尾びれ写真を使用した個体識別が行われています。


当財団では沖縄のザトウクジラの資源状態や生態を把握するため、30年以上にわたり調査を継続しています。慶良間諸島周辺や本部半島周辺で収集した尾びれ写真の個体識別により、これまでに約2,000頭を識別しています(2024年現在)。この情報をもとに来遊頭数の推定を行ったり、国内外の研究者や地元の方々と協力しながら回遊経路の解明に努めています。また、その調査結果を地元のホエールウォッチング事業者の方々や子供たちに伝える活動なども行っています。



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