一般財団法人 沖縄美ら島財団では、亜熱帯性動植物や沖縄の歴史・文化に関する調査研究・技術開発、普及啓発活動に取り組む皆様を対象とした「沖縄美ら島財団助成事業」(旧:調査研究・技術開発助成事業)による助成を行っています。
この度、研究によって得られた成果を広くお伝えするため、これまで採択された助成対象研究者を招き、報告会を開催することとなりました。
県民の皆様と、研究成果を共有する中で、沖縄県における調査研究事業、普及啓発事業の発展につながる機会にできたらと思います。
皆様のご参加をお待ちしています。
日時
平成30年3月11日(日)10:00~17:00
- 午前の部「植物研究報告会」10:00~12:45 ※造園CPD認定プログラムです。
- 午後の部「動物研究報告会」14:00~16:45
場所
沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリースタジオ
(沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号)
定員
各25名程度(※要事前申し込み)
資料(リンク)
http://churashima.okinawa/ocrc/36/75
内容詳細
10:00~12:45 午前の部(植物研究報告会)
- 嬉野 健次(琉球大学 農学部)
「沖縄に自生するツツジ属種における花芽自発休眠に対する低温要求性機構の分子生物学的解明と育種への利用の可能性」
- 石川 隆二(弘前大学 農学生命科学部 食料資源学科)
「沖縄在来カンキツの多様性調査と品種識別DNAマーカーの開発」
- 福田 英昭(琉球大学 教育学部 学校教育教員養成課程 技術教育専修)
「教育機関におけるアオガンピの栽培と和紙抄造に関する調査研究」
- 大門 弘幸(龍谷大学 農学部)
「宮古島黒小豆(ササゲ)の遺伝資源の保全と伝統的食文化の継承に関する研究」
14:00~16:45 午後の部(動物研究報告会)
- 守田 昌哉(琉球大学 熱帯生物圏研究センター)
「ミドリイシ属サンゴの精子凍結保存法の開発と応用」
- 一橋 和義(東京大学医学部附属病院 臨床研究ガバナンス)
「沖縄産のナマコと海藻、微生物、サンゴ砂を効果的に用いた汚水浄化システムの開発及び、海洋生物育成、市民の環境教育支援」
- 浜端 朋子(東北大学大学院 生命科学研究科)
「中琉球地域で産卵するアオウミガメの遺伝的多様性と保全ユニットを明らかにするための研究」
- 鈴木 一由(酪農学園大学 獣医学群 獣医学類)
「ウミガメの環境汚染暴露状況をスクリーニングするための粒子励起X線分析法による血球・血漿中微量元素の多元素同時定性定量の確立と保全」