イベント情報
2016.10.08
琉球列島のサンゴ礁生物群集は、1998年の大規模白化現象で造礁サンゴ類が大量に死滅し、その後もさまざまな攪乱にさらされています。自然回復が進みつつある場所もありますが、未だに往時の良好な状態とは程遠い場所も少なくありません。これまでも現在も、漁業者・会社・行政・研究者・諸団体や一般市民など、多くの人々がそれぞれにサンゴ礁の保全活動に取り組んでいます。そのような状況の下で、これまでサンゴの移植活動に特化したシンポジウム「サンゴの移植(1)~(10)」を開催してきました。この度は、移植シンポジウムを新たな段階へ進めるべく、「サンゴの移植(11)」を開催することにしました。
これまで通り、「サンゴ礁の保全」を目指すさまざまな活動の中で、サンゴの移植活動に限定し、立場の違いを超えて自由に活動内容を発表し合い、情報を交換・共有し、討論して理解を深めて、一層保全活動に役立てられるようにすることがシンポジウムの趣旨です。
サンゴの移植活動を振り返れば、最初から成功したという例は少なく、それぞれに失敗や試行錯誤を重ねたうえで、困難を乗り越え、改善して成功にいたった例が多く、これからも更なる改良を加えて進歩させていくことが有意義と思われます。そのような失敗とその克服から成功に至る道筋を紹介し合って、これからのサンゴ礁保全の施策としての移植活動の更なる展開およびこれから取り組もうという人々にも役立つような会合を目指します。
~パネル・ポスター等の展示について~
サンゴ礁保全やサンゴの移植活動に関連した取り組みなど、パネルやポスター・パンフレット・標本などの展示も可能です。展示やパンフレットなどの配布をご希望の方は、当日開始前に各自ご準備頂き、活動の紹介や宣伝あるいは情報交換などにご活用下さい。
コーディネーター:西平 守孝(財団参与)
資料ダウンロード | サンゴの移植(11)講演要旨集 |
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