プレスリリース
2025.09.17
琉球王国の文化財は、19世紀以降、ヨーロッパをはじめとする海外に渡り、近年の調査により、ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国18か国、アメリカ、中国、台湾などの博物館や研究機関等に所蔵されていることが確認されています。
本講演会では、ヨーロッパで収集された琉球関連の文化財に焦点を当て、4名の専門家に収集の経緯や文化的背景、美術工芸品としての価値などについてご講演いただきます。また講演会場内では祝嶺恭子氏の復元作品を展示、1階エントランスにて、世界各地に所在する琉球・沖縄関係資料の分布を示すマップや、調査時の写真、調査資料の一部を紹介いたします。
在外琉球関係資料を通して琉球文化への理解を深めていただき、その魅力と意義を次世代へとつなぐ視点を共有することを目的としています。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
13:30 | 開場(受付開始/資料配布) |
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14:00 | 主催者挨拶:(一財)沖縄美ら島財団 |
14:05 | プロローグ:髙良倉吉(たからくらよし)氏(琉球大学名誉教授)「在外琉球関係資料の収集経緯とその歴史的背景」 |
14:25 | 講演1:クライナーヨーゼフ氏(ドイツ・ボン大学名誉教授)「琉球王国の工芸美術とヨーロッパの琉球のイメージ形成」 |
15:05 | 休憩 |
15:20 | 講演2:佐々木利和(ささきとしかず)氏(北海道大学 アイヌ・先住民研究センター招聘教員)「東京国立博物館とベルリン国立民族学博物館の琉球資料」 |
16:05 | 講演3:祝嶺恭子(しゅくみねきょうこ)氏(重要無形文化財「首里の織物」各個認定 保持者認定、沖縄県立芸術大学名誉教授)「琉球王朝文化との再会-先人たちの手わざに触れて-」 |
16:50 | 作品鑑賞:祝嶺恭子氏復元作品の鑑賞 |
資料ダウンロード | 特別講演会「ヨーロッパに渡った琉球王国の文化遺産」開催のお知らせ |
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