プレスリリース
2018.04.27
一般財団法人沖縄美ら島財団(本部町)が管理運営している海洋博公園より、平成30年3月2日(金)付で皆様に協力をお願いしていましたマダライルカの出産について、その後の経過をご報告します。
海洋博公園オキちゃん劇場繁殖プールにて3月31日(土)午後10時54分にマダライルカ「リラ」が国内初の事例として出産致しましたが、仔イルカは残念ながら4月12日(木)に死亡いたしました。
「リラ」にとっては初産でしたが、授乳も安定して確認されており、仔イルカは順調に成長しておりました。しかしながら、生後12日目を迎えた4月12日の午前10時頃に体調が急変し、救命措置の甲斐なく同日午前11時10分に死亡いたしました。死因は現在調査中です。仔イルカの公開についてご期待と応援をいただきました皆様にお礼申し上げます。
飼育下での繁殖は国内での例がなく、平成29年4月の交尾確認後、定期的に血液検査とエコー検査を行い、「リラ」と仔イルカを見守ってきた結果、妊娠期間・新生児のサイズ・授乳回数・親仔の行動等について、様々な新知見が得られました。
今後は、仔イルカの死因解明と「リラ」の産後の管理に全力を尽くすとともに、今回得られた貴重な繁殖データを活かし、飼育下でのイルカの繁殖を推進していきたいと思います。
※現在、「リラ」の健康状態は良好なため3月2日より実施してきたオキちゃん劇場裏の繁殖プールの観覧制限を解除しております。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。ご理解とご協力ありがとうございました。
○母親の愛称:リラ(飼育6年目、推定年齢13歳、初産)
○父親の愛称:ナオ(飼育6年目、推定年齢13歳)
資料ダウンロード | マダライルカの出産とその後の経過について |
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