プレスリリース
2017.08.08
一般財団法人沖縄美ら島財団(本部町)の研究チームは、平成29年7月1日(土)から11日(火)の期間、ガラパゴス諸島(エクアドル)において実施された、野生ジンベエザメの調査プロジェクト「Galapagos Whale Shark Project」に参加し、野生のジンベエザメ個体からの血液サンプルの取得と生体内部の観察に世界で初めて成功いたしました。
今回の調査成果について、平成29年8月11日(金)に沖縄県立博物館・美術館にて開催される『水族館でも出会えない!海のビックリ生物展』関連催事講演会「サメ~その多様性と食事法」の中で報告いたします。
平成29年8月11日(金)14:00開演(13:30開場)
14:00 講演会「サメ~その多様性と食事法」 仲谷一宏(国立大学法人北海道大学名誉教授)
15:00 調査報告「ガラパゴス調査プロジェクト」 松本瑠偉(一般財団法人沖縄美ら島財団総合研究センター主任)
沖縄県立博物館・美術館 講堂(沖縄県那覇市おもろまち3-1-1)
ガラパゴス諸島最北端に位置するダーウィン島は、7月から12月に多くの成熟したジンベエザメが回遊することが知られています。本海域のジンベエザメは、サンフランシスコ・キト大学(エクアドル)を中心に構成される「Galapagos Whale Shark Project」により、様々な生態調査が行われています。当財団の研究チームは本プロジェクトに参加し、超音波画像診断装置や採血による成熟調査を担当しました。
当財団の研究チームは、成熟した雌雄のジンベエザメから血液サンプルを採取し、生体内部の状態を観察することができました。これらは世界で初めての成功となり、今後、野生ジンベエザメの健康状態の確認、成熟や繁殖に関わる生理学的研究の進展が期待されます。
資料ダウンロード | 世界初!財団研究チームがガラパゴス諸島で 野生ジンベエザメの採血と超音波画像撮影に成功! 8/11 沖縄県立博物館・美術館で調査報告を行います |
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