プレスリリース
2013.08.21
一般財団法人 沖縄美ら島財団(本部町)は、海洋博公園周辺のサンゴ礁域におけるサンゴの生息状況を継続的に調査し、データを収集してきました。2013年8月15・16日に行った礁池(イノー)調査の結果、例年に比べサンゴの白化が進行していることを確認しましたのでお知らせいたします。
■調査場所:本部町備瀬と沖縄美ら海水族館前の礁池
■白化が確認されたサンゴ:ハナヤサイサンゴ属、コモンサンゴ属、ミドリイシ属、アナサンゴ属、シコロサンゴ属、ハマサンゴ属、ヒラフキサンゴ属、ダイノウサンゴ属、キクメイシ属、トゲキクメイシ属、アナサンゴモドキ属 計11属。
礁池(イノー)は水深が浅いため夏場は水温が外海よりも高くなり、サンゴの色も冬場に比べ比較的薄くなります。今年は例年よりもさらに色が抜けて真っ白く変色したサンゴが多く観察され、深刻な状況です。場所によっては、全サンゴ群体のうち50%以上が白化していました。今後もさらに調査を実施し、白化の影響を詳しく調べ報告していきます。
※より詳細なデータを収集するため、外洋に面した礁斜面のモニタリング調査を8月26日(月)に実施予定です。ご取材いただける場合は、8月23日(金)14時までに下記にご連絡ください。
※当財団のサンゴ礁モニタリング調査は、サンゴの生息状況とその変化を様々な面から比較できるよう、複数の調査方法を採用しています。詳細は公式ホームページで公開しています。
資料ダウンロード | 深刻なサンゴの白化を確認 |
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