令和2年度に当財団職員が発表した植物系の学術論文、書籍等、植物研究室職員による学会等での発表実績、および外部機関より受託した事業を紹介する。本年度は5報の論文を発表し、9題の学会発表、1件の受賞、4件の事業を受託した。なお、リスト中の当財団職員の名前は太字+下線で示した。

学術論文

1. 阿部篤志・仲宗根忠樹・横田昌嗣．2020．沖縄諸島の絶滅危惧植物に関する現況調査Ⅳ（座間味島）．日本植物園協会誌, 第55号: 63-69.
2. 佐藤裕之・具志堅江梨子・阿部篤志．2020．ホソバフジボグサの発芽育成における種子処理、気温、用土の影響. 日本植物園協会誌, 第55号: 48-54.
3. Kokubugata, G., Ebihara, A., Saito, Y., Amano, M., Abe, A., Nakamura K., Naiki, A., Kajita T. and Yokota. M. 2019. New localities of seed plants recorded from the subtropical Ryukyus of Japan at island level based on Herbarium data. Bull. Natl. Mus. Nat. Sci., Ser. B (Botany), 46(2): 75-87.
4. Sakaguchi, S., Abe, A., Nagasawa, K., Takahashi, D., Setoguchi, H., Maki, M., Kyan, R., Nishino, T., Ishikawa, N., Hirota K. S., Suyama Y. and Ito, M. (accepted) Functional traits divergence in parallelly evolved rheophytic populations of Solidago virgaurea L. complex (Asteraceae), Acta Phytotaxonomica et Geobotanica.
5. 上野勝典・上野由貴枝・米倉浩司. 2021. 長野県に帰化した外来のツツジ科4種. 植物研究雑誌, 96巻1号：57-61.
6. 大越光太郎・天野正晴・佐藤寛之・立石庸一・杉山巳次・富永篤・齊藤由紀子. 2021. 沖縄県の離島・へき地における自然教育のための基礎資料の充実Ⅻ: 今帰仁村古宇利島の植物相. 琉球大学教育学部紀要 (98): 171-193.

書籍等

1. 阿部篤志. 2021. （一財）沖縄美ら島財団による都市緑化の取組. グリーンエージ 2021年3月号: 25-26.
2. 阿部篤志. 2021. 沖縄県希少野生動植物保護条例 指定種識別ハンドブック（第一版）. 沖縄県環境部自然保護課: 21-24,26.写真提供
3. Hasekura, C., Ikeda, H. and Yonekura, K. 2020. POACEAE - Subfam. II. Bambusoideae. In: Iwatsuki, K., Boufford, D.E. and Ohba, H. (eds.) Flora of Japan, IVa: 40-71. Kodansha, Tokyo.

受賞

1. 公益社団法人日本植物園協会 保全・栽培技術賞
   佐藤裕之・赤井賢成・徳原憲・梅本巴菜・市河三英・阿部篤志．2019．奄美大島産サガリラン（ラン科）の耐暑性に関連する生育限界温度の評価

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