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  1. 3)外部における普及啓発イベントへの出展
沖縄美ら島財団総合研究所

普及啓発の取り組み

3)外部における普及啓発イベントへの出展

篠原礼乃*1・永田俊輔*1

1.はじめに

多くの方々に、亜熱帯性動植物に関する当財団の研究成果等を普及することを目的に、外部での普及啓発イベントで解説パネルや標本等の展示・解説を行った。平成26年度は、「夏休みこども自由研究in沖縄コンベンションセンター2014」、「海辺の環境教育フォーラム2014」に出展した。出展内容は以下の通りである。

2.出展内容

1)夏休みこども自由研究in沖縄コンベンションセンター2014

図-1 「夏休みこども自由研究in沖縄コンベンションセンター2014」実施の様子
図-1 「夏休みこども自由研究in沖縄コンベンションセンター2014」実施の様子

8月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)にて開催され、来場者総数は約30,000人であった。

子どもたちの夏休みの自由研究のテーマとなりそうな題材を選び、その解説パネルや標本等を用いた展示・解説を行った。また、当財団が国や県等からの委託を受けて管理運営する海洋博公園及び首里城公園、指定管理する名護青少年の家で開催する夏休みイベントについても自由研究の素材として活用できることを紹介した。工作教室では、小学生以上の親子を対象に「サンゴの型取り染め」「植物の型押し染め」「草玩具作り」「首里城の塗り絵」「琉球のお面づくり」の工作教室を開催した。

2)海辺の環境教育フォーラム2014

図-2 「海辺の環境教育フォーラム2014」一般公開イベント実施の様子
図-2 「海辺の環境教育フォーラム2014」一般公開イベント実施の様子

10月16日(土)、17日(日)の2日間にわたり、沖縄大学(那覇市)にて開催された。海に関係する環境教育に携わる団体や市民を主な参加対象とし、各団体による環境教育の取り組み等をポスターセッション(1日目)や一般公開イベント(2日目)を通して紹介した。ポスターセッションの参加者は約160名、一般公開イベントの参加者は約1,000名であった。

当財団からは、ポスターセッションの発表を2題(「調査研究成果を多くの人に伝える」研究第一課・山本、「地域と連携した環境学習」普及開発課・前田)行った。また、一般公開イベントとして、海生生物の解説パネルの展示、標本や生態を用いた解説などを行った。

3.今後の課題

多くの参加者が来場するこれらの普及啓発イベントでの出展は、当財団における調査研究の成果等を始めとした沖縄の自然環境、生物についての知識を多くの方々に周知できる点や、当センターで実施する各種教室へ参加できない方々に普及できる点で非常に有効であると考えられる。今後も、外部団体と連携し、同様のイベントに出展することで、当財団の特色を活かした普及啓発事業を実施する。



*1 普及開発課

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