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  1. ザトウクジラ調査
沖縄美ら島財団総合研究センター[美ら島研究センター]

海洋生物の調査研究

ザトウクジラ調査

ザトウクジラ調査

ザトウクジラは夏に餌を食べるためロシアやアラスカなどへ、冬になると繁殖や子育てのため沖縄や小笠原、ハワイなどへ回遊を行います。沖縄周辺では例年12月終わりから4月はじめ頃にかけて本種を対象としたホエールウォッチングが行われており、ザトウクジラは冬季観光産業を支える重要な資源となっています。当財団では国内外の研究者や地元の方々と協力し、ザトウクジラの生態や資源状態を調査しています。

新着情報

2020.4.6

勢いよく息をはき出すザトウクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/30で調査終了)
本 部:5群8頭(親子クジラ:2群)
那 覇:-

本日で今シーズンのザトウクジラ調査も最終日となりました。皆様のご協力のお陰で、今年は慶良間、本部海域合わせて延べ499頭の識別写真を撮影することができました。今年も、那覇周辺海域の発見情報や尾びれ写真等をご提供頂いた沖縄中南部ホエールネットワークの皆様、本部周辺海域の発見情報など大変多くのご協力を頂いた沖縄北部ホエールウォッチング協会の皆様、また、その他ご協力頂いた座間味島、那覇市、恩納村、伊江村、本部町の皆様、調査にご協力頂いた調査船の船長、調査員の皆様、本当にありがとうございました!また来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

 

2020.4.3

識別番号:R-408 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/30で調査終了)
本 部:4群5頭(親子クジラ:0群)
那 覇:3群4頭(親子クジラ:1群)*提供情報

今日の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-408)がシンガーとして確認されました。このクジラは、2002年に初めて慶良間海域で確認され、その後何度も沖縄周辺海域への来遊が確認されています。ここ数日の本部海域の調査では、遭遇するほぼ全てのクジラが、シンガーか、かつてシンガーとして確認されたことのあるオスクジラで、今日は識別番号:R-8(ゼット)もシンガーとして確認されました。シーズン終盤になると、1頭のオスクジラやシンガーの出現が多く確認されることが、これまでの調査からも明らかになっています。

 

2020.4.2

識別番号:R-8 伊江島周辺にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-(3/30で調査終了)
本 部:6群5頭(親子クジラ:0群)
那 覇:2群2頭(親子クジラ:0群)*提供情報

今日の本部海域では、識別番号:R-8(ゼット)が確認されました。ゼットは、2/24に本部海域で確認された後(同日記事参照)、3/30にも那覇海域で確認されています(提供情報参照)。今日のゼットは、3/30の記事で紹介したR-668と一緒にいるところが確認されました。ゼットとR-668は、観察中すぐに別れて1頭ずつになり、R-668はその後より沖合でソングを発しているところが確認されました。

 

2020.3.30

識別番号:R-668 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:3群5頭(親子クジラ:0群)
本 部:5群8頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群6頭(親子クジラ:0群)*提供情報

今日の本部海域の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-668)が確認されました。このクジラは2007年に沖縄周辺海域で初めて確認され、その後も周辺海域で複数回の来遊が確認されています。実は、R-668は去年も同じ3月30日に本部海域の調査で確認されており、昨年は他のクジラと2頭で泳ぐところを、そして今日は伊江島南西沖でシンガーとしてソングを発している様子が観察されました。

 

2020.3.28

伊江島沿岸を泳ぐザトウクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:4群7頭(親子クジラ:2群)
那 覇:6群9頭(親子クジラ:3群)*提供情報

3月も残すところあと数日となり、沖縄のザトウクジラ来遊シーズンもいよいよ終盤です。発見報告からも、徐々にその頭数が減少してきているのがわかります。クジラの数が少なくなってくると、日々の探鯨にも大変苦労しますが、沖縄では、各事業者の皆さん、調査隊ともに随時クジラの発見場所や頭数について情報を共有しながら、協力して探鯨、観察を行っています。皆様いつも本当にありがとうございます。

 

2020.3.25

シワハイルカの群れ 水納島西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:4群6頭(親子クジラ:2群)
那 覇:6群13頭(親子クジラ:4群)*提供情報

今日の本部海域の調査では、シワハイルカが確認されました(写真参照)。シワハイルカは熱帯、亜熱帯の外洋に広く生息する体長3m前後のハクジラの仲間です。これまでの調査でも、ザトウクジラと一緒に泳いでいるところ等が度々確認されています。今日は、水納島の西沖で30頭以上の群れで泳いでいるところが観察されました。

 

2020.3.23

ヘッドスラップするクジラ 伊江島西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群13頭(親子クジラ:1群)
本 部:3群4頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群8頭(親子クジラ:2群)*提供情報

本日の調査では"ヘッドスラップ(頭部を海面に打ち付けるような行動:写真参照)"が観察されました。ザトウクジラはヘッドスラップの他にも、"ブリーチ(ジャンプ)""ペックスラップ(胸びれを海面に叩きつける行動)"など様々な行動をとることで知られています。まだ、ホエールウォッチングをされたことのない方も、ぜひ今のうちにツアーに参加して、このようなダイナミックな行動を目の前で見てみてはいかがでしょうか。

 

2020.3.21

識別番号R-950 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:2群5頭(親子クジラ:2群)
那 覇:3群10頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今日の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-950)が確認されました。このクジラは、2009年に初めて沖縄周辺海域で確認され、その後も何度か慶良間海域で確認されていましたが、今年初めて仔クジラを伴って確認されました。R-950は、今年3月8日の本部海域の調査でも仔クジラと一緒にいるところが確認されています。

 

2020.3.20

足早に北上するクジラ 伊江島北の沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:2群2頭(親子クジラ:0群)
本 部:6群8頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群10頭(親子クジラ:2群)*提供情報

本日の本部調査では、1頭で比較的速く移動するクジラが多く確認されました。これまでの研究結果から沖縄本島周辺海域では、2月をピークに、3月上旬~下旬にかけて2頭群や3頭群以上の発見が徐々に減っていくことがわかっています。また、3月上旬以降は1頭群の発見が多く、そのほとんどがオスであることもわかっています。

 

2020.3.18

識別番号R-891 伊江島周辺にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群7頭(親子クジラ:2群)
本 部:3群5頭(親子クジラ:1群)
那 覇:3群3頭(親子クジラ:0群)*提供情報

今日の本部海域の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-891)が確認されました。R-891は、2009年に初めて沖縄周辺海域で確認され、今回初めて仔クジラを伴って確認されました。今日のR-891は「曽根」と呼ばれる水深の浅い海域を中心に、仔クジラと一緒に泳いだり、時折ブリーチ(ジャンプ)をしたりしていました。

 

2020.3.17

識別番号R-803 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群13頭(親子クジラ:3群)
本 部:3群6頭(親子クジラ:1群)
那 覇:4群6頭(親子クジラ:1群)*提供情報

今日の本部海域の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-803)が確認されました。R-803は、過去に何度か仔クジラを伴って確認されており、メスクジラであることがわかっています。今日のR-803は、過去にオスクジラと確認されたことのあるもう1頭のクジラと一緒に2頭でゆっくりと泳いでいました。3月も中旬に入り、沖縄周辺のザトウクジラ繁殖シーズンも終盤に差し掛かってきましたが、まだまだオスクジラもメスクジラも周辺海域に留まっている様子が確認できました。

 

2020.3.12

オキゴンドウの群れ 本部半島沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群13頭(親子クジラ:4群)
本 部:5群6頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群10頭(親子クジラ:1群)*提供情報

今日は、伊江島南西沖や本部半島沖で7~30頭程のオキゴンドウの群れに遭遇しました。オキゴンドウは、通常数頭から数十頭の群れを作る、全長5m前後のハクジラの仲間です。調査中、ホエールウォッチング事業者の皆様からもオキゴンドウの目撃情報が何度か寄せられており、オキゴンドウの群れが広範囲に広がりながらゆっくりと北東方向へ泳いでいく様子が確認できました。こうしたザトウクジラ以外の鯨類との遭遇も調査中の楽しみのひとつです。

 

2020.3.8

識別番号R-261 水納島周辺にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群12頭(親子クジラ:4群)
本 部:11群17頭(親子クジラ:2群)
那 覇:8群14頭(親子クジラ:4群)*提供情報

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-261)が確認されました。このクジラは、1999年に初めて慶良間海域で確認されて以降、何度か沖縄周辺海域で確認されています。R-261は、今年3/6の調査でもシンガーとして伊江島北西沖で確認され、過去にも数回シンガーとして確認されていることから、オスクジラであることがわかっています。今日は水納島の近くで親子のクジラと一緒に泳ぐエスコートとして確認されました。

 

2020.3.6

海面に浮かぶ2頭のクジラ 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群13頭(親子クジラ:6群)
本 部:6群8頭(親子クジラ:2群)
那 覇:2群5頭(親子クジラ:1群)*提供情報

3月に入り沖縄周辺海域ではザトウクジラの来遊最盛期を迎えていますが、今日の本部海域の調査では、クジラの発見数が数日前に比べて少ない傾向が見られました。これまでの研究結果から、沖縄周辺海域では3月初旬~下旬にかけて徐々にメスクジラの数が減少することがわかっています。この頃から、交尾を終えたメスクジラは徐々に沖縄を離れ、餌場であるロシア周辺海域への北上をはじめていると考えられています。

 

2020.3.4

本日採集したクジラジラミ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:9群15頭(親子クジラ:3群)
那 覇:4群7頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今日も本部海域のあちらこちらで、ザトウクジラがブリーチ(ジャンプ)する様子が観察されました。ブリーチなどの激しい行動の後、海面にクジラの体表から剥がれ落ちた皮膚などが浮いていることがありますが、今日は皮膚と一緒に数匹の「クジラジラミ」が浮いていました(写真参照)。これは「ホソクジラジラミ」という種類と見られ、ザトウクジラ等の鯨類に付着していることが知られていますが、生態など詳しいことについてはまだほとんどわかっていません。

 

2020.2.29

エスコートとして確認されたクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:8群16頭(親子クジラ:2群)
那 覇:8群14頭(親子クジラ:5群)*提供情報

本日の本部海域では、親子クジラにエスコートと呼ばれる雄クジラの同伴する群が確認されました(写真のクジラがエスコートとして確認された個体、識別番号:R-1449)。エスコートという名からは、親子を見守る父クジラのような印象を受けますが、実際にはそうでなく、母クジラ(雌)との交尾の機会を狙っている雄クジラだといわれています。

 

2020.2.25

ブリーチするザトウクジラ 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群10頭(親子クジラ:4群)
本 部:10群19頭(親子クジラ:1群)
那 覇:9群15頭(親子クジラ:3群)*提供情報

本日の調査では”ブリーチング”と呼ばれるザトウクジラのジャンプが本部海域のあちらこちらで観察されました。ザトウクジラがジャンプをする理由は、寄生虫を落とすため、コミュニケーションをとるため、など諸説唱えられているのですが、実はまだ解明されていません。このような謎めいた大迫力のアクションを見られることも、ホエールウォッチングの醍醐味のひとつなのかもしれません。

 

2020.2.24

識別番号R-8 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:8群16頭(親子クジラ:1群)
那 覇:10群17頭(親子クジラ:3群)*提供情報

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-8)が確認されました。このクジラは、尾びれ右側にアルファベットの「Z(ゼット)」のような模様があることから、広く「ゼット」の愛称で親しまれています。R-8(ゼット)は1991年に慶良間海域で最初に確認されて以降、毎年のように沖縄周辺海域への来遊が確認されており、昨年も何度も伊江島の周辺で確認されています。「ゼット」は、その認識しやすい模様と目撃回数の多さから、沖縄や奄美海域で最も有名なザトウクジラの内の1頭としても知られています。

 

2020.2.22

識別番号R-146 備瀬先の沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:8群18頭(親子クジラ:3群)
那 覇:5群11頭(親子クジラ:4群)*提供情報

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-146)が確認されました。このクジラは1995年に初めて慶良間海域で確認されて以降、何度か沖縄周辺海域で確認されています。奄美周辺海域でも確認されたことがあるそうで、沖縄や奄美の一部ホエールウォッチング関係者の間では「ふうママ」の愛称で親しまれています。今日のR-146は、仔クジラを伴ってゆったりと海洋博公園前を泳いでおり、植物園や水族館の来園者や職員等、たくさんの人達が陸からもその姿を眺めてホエールウォッチングを楽しんでいたそうです。

 

2020.2.20

バンドウイルカ 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群17頭(親子クジラ:6群)
本 部:9群16頭(親子クジラ:2群)
那 覇:7群12頭(親子クジラ:2群)*提供情報

今日は、本部海域の伊江島南西沖で、ザトウクジラと一緒に泳ぐ約20頭のバンドウイルカを発見しました(写真)。このように、時折ザトウクジラの調査中に他の鯨類を発見することがあり、シワハイルカ、マダライルカ、オキゴンドウ、バンドウイルカ、コビレゴンドウなどのハクジラ類が観察されています。今日発見したバンドウイルカの群は、しばらくの間、調査船の舳先にできる波に乗って泳いだり、ジャンプをしたりしていましたが、やがて船から離れ、より沖合の方へ向かって泳いでいきました。

 

2020.2.19

識別番号R-1 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:10群14頭(親子クジラ:0群)
那 覇:2群5頭(親子クジラ:2群)*提供情報

沖縄周辺は 天候、海況の安定しない日が続き、今日は一週間ぶりの調査再開となりました。本日の本部海域の調査では、写真のクジラ(識別番号:R-1)が確認されました。その番号が表す通り、このクジラは1991年に慶良間海域で開始された当財団のザトウクジラ調査で一番最初に識別されたクジラです。R-1は、91年以降、これまでに計9回沖縄周辺で確認されており、仔クジラを伴って観察されたこともあることから、メスクジラであることがわかっています。慶良間海域では「ビッグママ」の愛称で親しまれています。

 

2020.2.12

伊江島近くでペックスラップをする2頭のクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群9頭(親子クジラ:1群)
本 部:7群11頭(親子クジラ:2群)
那 覇:6群9頭(親子クジラ:1群)*提供情報

2月も中旬に差し掛かり、沖縄周辺のザトウクジラシーズンもいよいよ最盛期に近づいてきました。今日の沖縄周辺海域は、南風が強く海況の安定しない1日となりましたが、伊江島の周辺や沖合で2頭群や親子が観察されました。伊江島近くで観察された2頭は、プカプカ浮きながらペックスラップ(胸ビレで海面をたたく行動)やブリーチ(ジャンプ)を繰り返していました。

 

2020.2.11

識別番号R-42とその仔クジラ(手前)

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:8群17頭(親子クジラ:5群)
本 部:7群14頭(親子クジラ:2群)
那 覇:7群13頭(親子クジラ:4群)*提供情報

本日の本部調査では、写真のクジラ(識別番号:R-42)が仔クジラを連れて確認されました。この個体は91年に慶良間海域で最初に確認されて以降、今年も含め計15回、30年近くにわたり何度も仔クジラを伴って沖縄周辺海域で確認されています。これまでの研究結果から、沖縄本島周辺に来遊するザトウクジラは2~3年に1度出産する個体が多いことがわかっています。また、同じ個体による連続した年での出産は、沖縄海域では一度も確認されていません。

 

2020.2.3

母クジラとその横でブリーチする仔クジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群15頭(親子クジラ:3群)
本 部:11群22頭(親子クジラ:2群)
那 覇:5群9頭(親子クジラ:1群)*提供情報

2月に入り、慶良間、本部、那覇のすべての海域で親子クジラが観察されるようになりました。本日は本部海域の調査でも、親子クジラが計2群観察され、仔クジラは何度も写真のようなブリーチを繰り返していました。これまでの研究結果から、母クジラと新生児は、他のクジラ(オスクジラや新生児を連れていないメスクジラ)に比べると、より水深の浅い、岸に近い場所や島と島の間等で多く発見されることがわかっています。母クジラは、沖合に比べて海況の安定した穏やかな海域で、子育てに専念しているのではないかと考えられています。

 

2020.2.2

水中マイクでソング(鳴き声)を確認する様子

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:9群18頭(親子クジラ:1群)
本 部:3群6頭(親子クジラ:0群)*シンガー追尾調査実施
那 覇:7群10頭(親子クジラ:3群)*提供情報

今日の本部海域では「シンガー」の生態を詳しく調査するため、1頭のシンガーを少し遠くから観察し続けながら、午前中から夕方まで長時間に渡ってソングを発する様子を記録しました。ザトウクジラのオスは、主に繁殖海域で複雑な鳴き声「ソング(歌)」を発することで知られており、ソングを発しているオスのことを「シンガー(歌い手)」と呼びます。ソングを発する理由は、メスへの求愛、オス同士の牽制など諸説ありますが、まだはっきりとしたことはわかっておらず、今もその謎を解き明かすための調査、研究が続けられています。

 

2020.1.25

識別番号R-1253 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群11頭(親子クジラ:0群)
本 部:4群11頭(親子クジラ:0群)
那 覇:5群8頭(親子クジラ:1群)*提供情報

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-1253)がもう1頭のクジラと2頭で一緒にいるところが確認されました。この2頭は、昨日も伊江島北西沖で一緒にいるところが確認されています。沖縄周辺で観察されるザトウクジラの群の頭数は、2頭、1頭、3頭…の順に多く、稀に10頭ほどの群れが確認されることもあります。今日の2頭のように、数日間続けて同じ個体同士が一緒にいることもありますが、多くの場合は、数時間、数日間のうちに離れ、また別の個体と群を形成していることが、これまでの調査からもわかっています。

 

2020.1.24

識別番号R-1362 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:10群17頭(親子クジラ:2群)
本 部:8群13頭(親子クジラ:0群)
那 覇:9群17頭(親子クジラ:0群)*提供情報

本日から本部海域での調査も開始しました。本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-1362)が確認されました。R-1362は、昨年仔クジラ(その年産まれの0歳児)を伴って確認されており、昨年の仔クジラの尾びれと本日R-1362と一緒にいた小ぶりのクジラの尾びれ写真を照合した結果、R-1362が今年もその1歳になる仔クジラと一緒にいることがわかりました。R-1362と1歳になる仔クジラは、1/15、1/19にも慶良間海域の調査で一緒にいるところが確認されています。ザトウクジラは生まれてから約一年で母クジラから離れ、独り立ちするといわれています。この1歳の仔クジラも、やがては沖縄海域のどこかで母クジラと離れ独り立ちする日が近いのかもしれません。

 

2020.1.19

親子のザトウクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群9頭(親子クジラ:1群)
本 部:-
那 覇:2群3頭(親子クジラ:0群)*提供情報

本日の慶良間海域では、今年の調査では初めての親子クジラ(今シーズン産まれの新生児と母親クジラ)が観察されました!本部海域での調査は来週から開始予定です。皆様、今年もよろしくお願いいたします!

 

2020.1.15

慶良間海域での調査の様子

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:2群3頭(親子クジラ:0群)
本 部:-
那 覇:2群3頭(親子クジラ:0群)*提供情報

今年もザトウクジラ調査を開始しました!当ページでは、昨年に引き続き沖縄周辺海域で確認されたザトウクジラの発見情報を随時報告していく予定です。本日の那覇周辺海域の発見情報は、ホエールウォッチング事業者の皆様よりご提供いただきました。いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします!

 

ザトウクジラとは

ザトウクジラは体長12~14m、体重30~40tほどになる大型ヒゲクジラ類の一種で、頭部にみられるこぶ状の突起や長い胸びれが特徴です。世界中の海に生息していますが、季節ごとに餌場と繁殖場を回遊しており、とくに北太平洋では、夏になるとロシアやアラスカなどの冷たい海でエサを食べ、冬になるとハワイ、メキシコ、沖縄、小笠原などの暖かい海で繁殖・子育てをします。沖縄沿岸では例年12月終わりごろから4月の初めにかけてよく観察され、慶良間諸島、本部半島周辺、那覇市周辺などで本種を対象としたホエールウォッチングツアーが盛んに行われています。

ザトウクジラ

尾びれ写真を使った個体識別

ザトウクジラは尾びれ腹面の模様や形状が人間の指紋のように1頭1頭異なります。尾びれの色が真っ白いもの、真っ黒いもの、白黒混ざったものや、同じ黒い尾びれでも後縁のギザギザの形状が各個体で異なるなど様々です。この特徴を生かし、世界各地でザトウクジラの尾びれ写真を使用した個体識別が行われています。

ザトウクジラ調査
尾びれ写真を使った個体識別

美ら島財団のザトウクジラ調査

当財団では沖縄のザトウクジラの資源状態や生態を把握するため、20年以上にわたり調査を継続しています。慶良間諸島周辺や本部半島周辺で収集した尾びれ写真の個体識別により、これまでに約1,700頭を識別しています(2020年現在)。この情報をもとに来遊頭数の推定を行ったり、国内外の研究者や地元の方々と協力しながら回遊経路の解明に努めています。また、その調査結果を地元のホエールウォッチング事業者の方々や子供たちに伝える活動なども行っています。

  • 美ら島財団のザトウクジラ調査
  • 美ら島財団のザトウクジラ調査
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お問い合わせ先
総合研究センター
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川888番地
TEL:0980-48-2266   FAX:0980-48-2200

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