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沖縄美ら島財団総合研究センター[美ら島研究センター]

海洋生物の調査研究

ザトウクジラの繁殖行動の最盛期に関する論文が掲載されました

ザトウクジラの繁殖海域である沖縄周辺海域では、例年1月~4月にその来遊が確認されており、総合研究センターでは、1991~2012年の21年間にわたり、ザトウクジラの調査を実施してきました。本調査では、ザトウクジラの尾びれ腹側に見られる模様や後縁の形状の特徴を用いた個体識別法と、行動観察により、1284個体の雌雄を判別し、さらに性別および1頭群、2頭群、3頭群以上、仔連れ群といった群れの構成を分類し、それぞれの出現した時期を解析しました。その結果、ザトウクジラの来遊時期前半にあたる1月下旬~2月下旬に、雌雄のペアである2頭群や、交尾集団(雌雄混合の3頭群以上の群れ)の発見が多いことがわかりました。一方で、仔クジラを伴う雌の発見は、来遊時期後半の2月中旬~3月下旬にかけて増加することが分かりました。これらのことから、沖縄に来遊するザトウクジラの交尾行動は1月~2月下旬に最盛期をむかえ、約1年の妊娠期間を経て、出産は2月中旬以降に多いことが示唆されました。

ザトウクジラの尾びれ
ザトウクジラの尾びれ

著者名

Nozomi Kobayashi, Haruna Okabe, Isao Kawazu, Naoto Higashi, Hirokazu Miyahara, Hidehiro Kato, Senzo Uchida (太字:財団職員)

題名

Peak mating and breeding period of the humpback whale (Megaptera novaeangliae) in Okinawa Island, Japan

雑誌名

Open Journal of Animal Sciences

DOI

http://dx.doi.org/10.4236/ojas.2016.63022

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