スマートフォンサイトはこちら

ホーム総合研究センター海洋生物の調査研究研究活動報告 > 奄美大島周辺におけるミナミバンドウイルカの出現状況に関する論文が掲載されました

沖縄美ら島財団総合研究センター[美ら島研究センター]

海洋生物の調査研究

奄美大島周辺におけるミナミバンドウイルカの出現状況に関する論文が掲載されました

ミナミバンドウイルカはインド洋から太平洋にかけての熱帯から亜熱帯の沿岸域に分布し、日本近海では、鹿児島、天草、御蔵島、小笠原諸島周辺海域などでの分布が報告されています。一方、奄美大島周辺海域では、本種の目撃報告はあるものの、その詳細な知見が乏しいのが現状でした。そのため(一財)沖縄美ら島財団総合研究センターでは、三重大学、奄美クジラ・イルカ協会と共同で2007-2013年の7年間、奄美大島周辺に出現するミナミバンドウイルカの調査を実施し、その出現、分布傾向について分析しました。計49回の調査を実施し、発見したミナミバンドウイルカの背びれの形状で個体識別し、のべ33群417頭、計126個体を識別しました。分析の結果、奄美大島周辺で発見されるミナミバンドウイルカの群は年間を通して平均8頭(1-50頭)で、90%以上の群が25頭以下であることがわかり、鹿児島、小笠原、天草に生息する個体群と同様の傾向を示しました。さらに分布傾向について分析したところ、発見場所の平均水深は33mであることが明らかになりました。今回の分析結果により、奄美大島周辺海域のミナミバンドウは、群頭数、分布ともに季節変化がなく、周年同海域周辺に定住していることが示唆されました。さらに奄美大島周辺の喜界島や徳之島でも本種の目撃情報が報告されているため、今後はそれらの海域も含め調査を実施し、より詳しく分析していく予定です。

著者名

Noriko Funasaka, Haruna Okabe, Katsuki Oki, Kouji Tokutake, Isao Kawazu and Motoi Yoshiok(太字:財団職員)

題名

The occurrence and individual identification study of Indo-Pacific bottlenose dolphins Tursiops aduncus in the waters around Amami Oshima Island, southern Japan: A preliminary report

雑誌名

Mammal Study

論文リンク

http://dx.doi.org/10.3106/041.041.0307

奄美大島周辺で確認されたミナミバンドウイルカ
奄美大島周辺で確認されたミナミバンドウイルカ


お問い合わせ お気軽にご連絡ください。
TEL:0980-48-2266 / FAX:0980-48-2200

 

ページTOPへ