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沖縄美ら島財団総合研究センター[美ら島研究センター]

海洋生物の調査研究

ザトウクジラ調査

ザトウクジラ調査

ザトウクジラは夏に餌を食べるためロシアやアラスカなどへ、冬になると繁殖や子育てのため沖縄や小笠原、ハワイなどへ回遊を行います。沖縄周辺では例年12月終わりから4月はじめ頃にかけて本種を対象としたホエールウォッチングが行われており、ザトウクジラは冬季観光産業を支える重要な資源となっています。当財団では国内外の研究者や地元の方々と協力し、ザトウクジラの生態や資源状態を調査しています。

新着情報

2017.3.29

海面を胸ビレでたたくザトウクジラ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間: -
本 部: 3群3頭(親子クジラ:なし)
那 覇: 3群9頭(親子クジラ:3群)

本日も一昨日に引き続き、どの海域においてもザトウクジラの発見数がやや少ない結果となりました。クジラの発見数が徐々に減ってきて、今年のザトウシーズンも終盤にさしかかって来たようです。まだ、ホエールウォッチングをされたことのない方も、ぜひ今のうちに参加されてはいかがでしょうか。

 

 

2017.3.27

沖縄北部のホエールウォッチングの様子

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間: 2群2頭(親子クジラ:なし)
本 部: 1群1頭(親子クジラ:なし)
那 覇: 2群5頭(親子クジラ:1群)

3月も残すところあと数日となり、沖縄のザトウクジラ来遊シーズンもいよいよ終盤です。発見報告からも、慶良間、本部、那覇ともに、徐々にその頭数が減少してきているのがわかります。クジラの数が少なくなってくると、クジラを探すのにも大変苦労しますが、沖縄の各海域で、各事業者の皆さん、調査隊、ともに随時クジラの発見場所や頭数について情報を共有しながら、協力して探鯨、観察を行っています。

 

2017.3.24

識別番号R-581 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間: 3群3頭(親子クジラ:なし)
本 部: 6群8頭(親子クジラ:なし)
那 覇: 4群6頭(親子クジラ:3群)

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-581)が確認されました。この個体は、2005年に沖縄で初確認されて以降、計9回観察されており、2014年には鳴き声を発するシンガーとして確認されていることから、性別がオスであることも分かっています(シンガーについては2/4の記事参照)。本日は、近くにいた識別番号R-8(愛称:ゼット♂、詳細は3/1、22の記事)と合流し、オス同士で一時的にペアを組んでいましたが、しばらくすると別れてそれぞれに泳ぎ去って行きました。

 

2017.3.22

再発見された識別番号R-8 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間: 4群9頭(親子クジラ:3群)
本 部: 8群15頭(親子クジラ:1群)
那 覇: 6群11頭(親子クジラ:3群)

本日の本部海域では、識別番号:R-8(愛称:ゼット)が確認されました(詳細は3/1の記事参照)。今年はすでに3月1日に本部で、3月10日に座間味、3月18日に那覇、そして本日の本部海域と、今シーズンで計4回確認されています。シーズンも終盤に差し掛かり、ゼットも徐々に座間味~那覇~本部と北上しているのかもしれません。
(那覇の情報:(有)NEWSさんより提供)

 

2017.3.20

激しく浮上するエスコート 備瀬崎沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間: 3群4頭(親子クジラ:なし)
本 部: 12群20頭(親子クジラ:2群)
那 覇: 5群9頭(親子クジラ:なし)

本日の本部海域では、親子クジラにエスコートと呼ばれる雄クジラが同伴する群が確認されました。エスコートという名からは、親子を見守る父クジラのような印象を受けますが、実際にはそうでなく、母クジラ(雌)との交尾の機会を狙っている雄クジラだといわれています。本日のエスコートは、親子と少し離れた場所で時おり激しく浮上しながら、親子を追いかける様子が観察されました。

 

2017.3.19

識別番号R-3 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部: 11群15頭(親子クジラ:1群)
那 覇: 3群8頭(親子クジラ:3群)

本日は、本部海域で写真のクジラ(識別番号:R-3)が確認されました。この個体は、このクジラを最初に発見した方の愛称にちなんで「んーぼー」と呼ばれ親しまれています。1990年に慶良間海域で最初に確認されて以降、90、91、92、94~と毎年のように沖縄周辺海域への来遊が確認されており、今年も含めると計16回(16年)沖縄本島周辺海域でその姿が確認されています。「んーぼー」もR-8の「ゼット」と並んで、沖縄海域で有名なザトウクジラの内の1頭として知られています。

 

2017.3.17

母クジラとはぐれた可能性のある仔クジラの背びれ写真

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:10群16頭(親子クジラ:3群)
本 部: 5群11頭(親子クジラ:2群)
那 覇: 7群14頭(親子クジラ:5群)

本日の本部海域では、今年生まれの仔クジラ(写真)が確認されました。この仔クジラは背びれの形状と特徴のある傷での識別により、3/8に座間味周辺でも確認されていたのですが、同伴していた母クジラが本日確認された母クジラと異なっていることがわかりました。さらに本日の観察中も、この仔クジラの同伴相手が次々に変わる様子が観察され、状況からみて、母クジラとはぐれた仔鯨である可能性が高いと考えられました。
(座間味の情報:宮平寿夫氏より提供)

 

2017.3.12

1頭で泳ぐザトウクジラ 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:12群15頭(親子クジラ:なし)
那 覇:4群6頭(親子クジラ:なし)

3月も半ばにさしかかり、気温も最高23度と暖かい1日でした。そんな本日の本部調査では、1頭で比較的速く移動するクジラが多く確認されました。これまでの研究結果から沖縄本島周辺海域では、2月をピークに、3月上旬~下旬にかけて2頭群や3頭群以上の発見が徐々に減っていくことがわかっています。また、3月上旬以降は1頭群の発見が多く、そのほとんどがオスであることもわかっています。

 

2017.3.10

識別番号:R-134と仔クジラ 水族館前にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:8群19頭(親子クジラ:2群)
本 部:10群12頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群5頭(親子クジラ:0群)

本日の本部調査では、写真のクジラ(識別番号:R-134)が仔クジラを連れて確認されました。この個体は95年に慶良間海域で最初に確認され、それ以降今年も含め計15回(年)沖縄本島周辺海域で確認され、その内計6回仔連れで確認されています。今日は水族館前辺りの海域で、時折仔クジラが母クジラの体の上に乗るなどしながら親仔でのんびりと過ごしていました。

 

2017.3.9

調査風景 本部海域にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:5群11頭(親子クジラ:2群)
本 部:7群11頭(親子クジラ:1群)
那 覇:3群6頭(親子クジラ:3群)

1月下旬に開始した今シーズンのザトウクジラ調査では、本日までにのべ225個体の尾びれを撮影しました。このような尾びれデータを用いた個体数推定の分析結果から、例年沖縄本島周辺海域には約1000頭のザトウクジラが来遊していることがわかっています。調査期間も残り1ヶ月を切りましたが、引き続きデータ収集に尽力していきたいと思います。

 

2017.3.5

識別番号:R-99 海洋博公園前にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:5群9頭(親子クジラ:3群)
那 覇:6群10頭(親子クジラ:2群)

本日の本部海域では、昨日に引き続き写真の親仔クジラ(識別:R-99と仔クジラ)が確認されました。この親仔は昨日は伊江島南西沖で観察されましたが、今日は海洋博公園前のリーフ沿いで観察されました。このように、個体を識別をすることで同じ個体が同じ海域に数日間滞留する様子なども知ることができます。

 

2017.3.4

識別番号:R-99 伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:16群30頭(親子クジラ:4群)
那 覇:6群11頭(親子クジラ:2群)

本日の本部調査では、写真のクジラ(識別番号:R-99)が仔クジラを連れて確認されました。この個体は94年に慶良間海域で最初に確認されて以降、今年も含め計4回仔連れで確認されています。これまでの研究結果から、沖縄本島周辺に来遊するザトウクジラは、2~3年に1度出産する個体が多いことがわかっています。また、同じ個体による連続した年での出産は沖縄海域では一度も確認されていません。

 

2017.3.3

ザトウクジラとシワハイルカ 伊江島北西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群9頭(親子クジラ:2群)
本 部:7群18頭(親子クジラ:1群)
那 覇:3群5頭(親子クジラ:2群)

今日は、本部海域の伊江島北西沖で、ザトウクジラと一緒に泳ぐ約20頭のシワハイルカを発見しました(写真)。このように、時折ザトウクジラの調査中に他の鯨類を発見することがあり、バンドウイルカ、マダライルカ、オキゴンドウ、コビレゴンドウなどのハクジラ類が観察されています。今日発見したシワハイルカの群は、しばらくの間、ザトウクジラの周辺を泳いだりジャンプをしたりしていましたが、やがてより沖合の方へ泳いでいきました。

 

2017.3.1

伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:7群12頭(親子クジラ:2群)
那 覇:5群 9頭(親子クジラ:2群)

本日は、本部海域で写真のクジラ(識別番号:R-8)が確認されました。この個体は、尾びれ右側にアルファベットの「Z(ゼット)」のような模様があることから、広く「ゼット」の愛称で親しまれています。この個体は1991年に座間味で最初に確認されて以降、毎年のように沖縄周辺海域への来遊が確認されており、昨年も伊江島の南西沖で確認さています。「ゼット」は、その認識しやすい模様と目撃回数の多さから、沖縄海域で最も有名なザトウクジラの内の1頭としても知られています。

 

2017.2.28

伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:7群16頭(親子クジラ:1群)
本 部:9群21頭(親子クジラ:1群)
那 覇:7群14頭(親子クジラ:2群)

天候や海況の安定しない日が続き、今日は9日ぶりの調査再開となりました。本日、本部海域でクジラのよく観察される伊江島南西周辺のポイントでは、6~7群が同時に観察されることもあり、その数が日に日に増えてきているのを実感します。沖縄周辺海域では、2~3月中旬にかけてザトウクジラの来遊が最盛期をむかえます。今がホエールウォッチングにも最適な時期ですので、ぜひ皆さんもツアーに参加して実際にザトウクジラを観察してみてはいかがでしょうか。

 

2017.2.19

伊江島北西にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:11群17頭(親子クジラ:2群)
那 覇:8群14頭(親子クジラ:4群)

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-210)が確認されました。この個体は、1997年に沖縄で初確認されて以降、これまでに15回確認されています。このうち4回は鳴き声を発するシンガーとして確認されていることから、オスのクジラであることが分かっています。(※シンガーについては2/4の記事参照)今日の観察時も鳴いていたのですが、しばらくすると鳴くのをやめ、足早に沖合のほうへ泳いで行きました。

 

2017.2.17

母クジラ(手前)と1歳になる仔クジラ(奥)

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:13群21頭(親子クジラ:0群)
那 覇: 6群9頭(親子クジラ:2群)

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-267)が確認されました。R-267は、昨年仔クジラ(その年産まれの0歳児)を伴って確認されており、昨年の仔クジラの尾びれと本日R-267と一緒にいた小ぶりのクジラの尾びれ写真を照合した結果、R-267が今年もその1歳になる仔クジラと一緒にいることがわかりました。ザトウクジラは、生まれてから約一年で母クジラから離れ独り立ちするといわれています。この1歳の仔クジラも、やがては沖縄海域のどこかで母クジラと離れ、独り立ちする日が近いのかもしれません。

 

2017.2.16

ザトウクジラのブリーチ

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:11群15頭(親子クジラ:なし)
本 部:11群17頭(親子クジラ:2群)
那 覇:12群19頭(親子クジラ:4群)

今日は、調査中にザトウクジラの皮膚サンプルを収集しました。ザトウクジラが左の写真のように、ブリーチ(ジャンプ)などの激しい行動を行った後、クジラの体表から剥がれ落ちた皮膚が水面に浮いていることがあります。これらの皮膚をDNA解析することによって、その個体の性別や、遺伝的な情報をもとに、沖縄、小笠原、ハワイなどに来遊するザトウクジラの遺伝的な近さを知ることもできます。皆さんも、ザトウクジラがブリーチなどをした後にぜひ海面上を見てみてください。皮膚や皮膚についた「クジラジラミ」を見つけることができるかもしれません。「クジラジラミ」については、また改めてお伝えします!

 

2017.2.15

伊江島南西沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群9頭 (親子クジラ:なし)
本 部:7群10頭(親子クジラ:1群)
那 覇:6群11頭(親子クジラ:4群)

本日の調査では、2/8に本部海域で確認されたR-796(写真のクジラ)が再び同じ本部海域で確認されました。このクジラは過去の調査からオスクジラであることがわかっていますが、8日~15日(8日間)ずっと本部海域に留まっていたのかもしれませんし、もしくは那覇、慶良間など、別の海域へ移動して、また本部海域へ戻ってきたのかもしれません。これまでの研究から、ザトウクジラは沖縄本島周辺海域に滞在中、本部と慶良間の間を活発に行き来しており、メスに比べるとオスの方がより頻繁に両海域間を行き来していることがわかっています。

 

2017.2.14

伊江島南西にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群11頭(親子クジラ:4群)
本 部:7群13頭(親子クジラ:1群)
那 覇:5群10頭(親子クジラ:2群)

本日の調査では、4頭群が確認されました。左の写真にも4頭写っているのが分かるでしょうか。沖縄周辺で観察されるザトウクジラの群の頭数は、2頭、1頭、3頭…の順に多く、稀に10頭ほどの群れが確認されることもあります。調査では、群れの頭数を確認し、どの個体とどの個体が群を構成しているのかなども記録しています。

 

2017.2.13

伊江島南西にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:7群12頭(親子クジラ:なし)
那 覇:8群17頭(親子クジラ:2群)

ザトウクジラの尾びれ腹側の模様は、真っ白なものから白黒混ざったもの、真っ黒なものまで個体によって千差万別です。この「尾びれ模様」、北半球と南半球で比べてみると、北半球の方が黒い尾びれのクジラが多いことがわかっています。沖縄周辺でも、これまでに識別された約1500頭のうち、約半数が黒い尾びれのクジラですが、写真のような真っ白い尾びれのクジラはほんの6%程度しか確認されていません。数の少ない白い尾びれのクジラは、個体識別も容易になるので、発見すると少し得をした気分になります。

 

2017.2.8

伊江島ビーチ沖にて

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群13頭(親子クジラ:4群)
本 部:6群8頭 (親子クジラ:なし)
那 覇:8群14頭(親子クジラ:なし)

本日の本部海域では、写真のクジラ(識別番号:R-796)が確認されました。この個体は、2006年に仔クジラ(0歳)として確認され、その後 2007年、10年、11年、12年、13年、15年、16年にも来遊が確認されており、今年で11歳になることがわかっています。このように尾びれによる識別からザトウクジラの年齢が分かることもあります。また、この個体はDNAの分析によってオスであることもわかっています。DNAの分析については、また改めてお伝えいたします!

 

2017.2.5

フィリピン、ロシアの研究者と

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:-
本 部:7群11頭(親子クジラ:なし)
那 覇:8群15頭(親子クジラ:2群)

ザトウクジラは夏に餌を食べるためロシアやアラスカなどの冷たい海域へ、冬になると繁殖や子育てのためフィリピン、沖縄、小笠原、ハワイなどの暖かい海域へ回遊することが知られています。沖縄美ら島財団では、海外の研究者と協力してザトウクジラの回遊経路や海域間の交流などについても調べています。今シーズンは、ロシアとフィリピンからザトウクジラ研究者が来沖し、共同で調査を行っています。

 

2017.2.4

「ソングチェック」の様子

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:8群12頭 (親子クジラ:1群)
本 部:7群19頭 (親子クジラ:1群)
那 覇:12群22頭(親子クジラ:1群)

ザトウクジラのオスは、主に繁殖海域で、複雑な鳴き声「ソング(歌)」を発することで知られています。ソングを発しているオスは「シンガー(歌い手)」と呼ばれ、ソングを発する理由は、メスへの求愛、オス同士の牽制など諸説ありますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。調査では観察するすべての群れについて、水中マイクを使ってソングを発しているかどうかの調査(通称:ソングチェック)を行っています。シンガーは1頭でいる時にソングを発していることが多いと言われていますが、本日の調査では、2頭の群れ、3頭の群れでもそれぞれソングを発している個体が観察されました。


 

2017.2.3

伊江島南側沿岸にて

今年もザトウクジラ調査開始しました!

【本日のザトウクジラ発見報告】
慶良間:6群10頭 (親子クジラ:なし)
本 部:7群11頭 (親子クジラ:1群)
那 覇:11群20頭(親子クジラ:4群)

当ページでは、今年も沖縄海域で確認されたザトウクジラの発見情報を随時報告していく予定です。今後もよろしくお願いいたします!

ザトウクジラとは

ザトウクジラは体長12~14m、体重30~40tほどになる大型ヒゲクジラ類の一種で、頭部にみられるこぶ状の突起や長い胸びれが特徴です。世界中の海に生息していますが、季節ごとに餌場と繁殖場を回遊しており、とくに北太平洋では、夏になるとロシアやアラスカなどの冷たい海でエサを食べ、冬になるとハワイ、メキシコ、沖縄、小笠原などの暖かい海で繁殖・子育てをします。沖縄沿岸では例年12月終わりごろから4月の初めにかけてよく観察され、慶良間諸島、本部半島周辺、那覇市周辺などで本種を対象としたホエールウォッチングツアーが盛んに行われています。

ザトウクジラ

尾びれ写真を使った個体識別

ザトウクジラは尾びれ腹面の模様や形状が人間の指紋のように1頭1頭異なります。尾びれの色が真っ白いもの、真っ黒いもの、白黒混ざったものや、同じ黒い尾びれでも後縁のギザギザの形状が各個体で異なるなど様々です。この特徴を生かし、世界各地でザトウクジラの尾びれ写真を使用した個体識別が行われています。

ザトウクジラ調査
尾びれ写真を使った個体識別

美ら島財団のザトウクジラ調査

当財団では沖縄のザトウクジラの資源状態や生態を把握するため、20年以上にわたり調査を継続しています。慶良間諸島周辺や本部半島周辺で収集した尾びれ写真の個体識別により、これまでに1,265頭を識別しています(2015年現在)。この情報をもとに来遊頭数の推定を行ったり、国内外の研究者や地元の方々と協力しながら回遊経路の解明に努めています。また、その調査結果を地元のホエールウォッチング事業者の方々や子供たちに伝える活動なども行っています。

  • 美ら島財団のザトウクジラ調査
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お問い合わせ先
総合研究センター 動物研究室
TEL:0980-48-2266 / FAX:0980-48-2200

 

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