プレスリリース
2022.01.28
一般財団法人沖縄美ら島財団(沖縄県本部町)、東京大学大気海洋研究所(千葉県)の研究グループは、子宮から白色の液体(子宮ミルク)を分泌し胎仔を育てるホホジロザメの子宮表面を細胞レベルで観察しました。その結果、ミルク成分を含む子宮表面の細胞が「破裂」することでミルクが子宮内に放出されていることが判明し、哺乳類とは大きく異なるミルク分泌の仕組みであることを明らかにしました。
これは当財団が所蔵する世界で唯一の妊娠初期の子宮標本を調査することで明らかになったもので、謎多き本種の繁殖メカニズムを解明した非常に貴重な成果です。
図1:調査した妊娠初期のホホジロザメ(左)と、子宮中に確認された「子宮ミルク」(右)
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