プレスリリース
2020.07.03
一般財団法人沖縄美ら島財団(沖縄県本部町)を中心とする、沖縄科学技術大学院大学(沖縄県恩納村)、ジョージア水族館(米国)の研究グループは、ジンベエザメが眼を防御する仕組みを明らかにし、学術誌に報告しましたのでお知らせいたします。
本研究の最大の発見は、ジンベエザメの白眼が鱗で覆われていることで、これは他の脊椎動物ではみられない特徴です。この眼の鱗は、体表の鱗とは形が異なり、「物理刺激から眼を守る」ことに特化していると考えられます。加えて、ジンベエザメが眼を引っ込めて隠す能力を持つことも明らかとなりました。この能力は少数のサメで知られていましたが、ジンベエザメで確認されたのは初めてです。
冨田 武照(とみた たけてる):
理学博士(東京大学)、一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室職員
フロリダ州立大学研究員などを経て2015年より現職
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