1. 11)令和3年度 研究発表等実績(植物系)
沖縄美ら島財団総合研究所

亜熱帯性植物の調査研究

11)令和3年度 研究発表等実績(植物系)

令和3年度に当財団職員が発表した植物系の学術論文、書籍等、植物研究室職員による学会等での発表実績、および外部機関より受託した事業を紹介する。本年度は7報の論文を発表し、8題の学会発表、2件の受賞、8件の事業を受託した。なお、リスト中の当財団職員の名前は太字+下線で示した。

学術論文

  1. 末次健司・加島幹男・天野正晴米倉浩司阿部篤志.2021.オモトソウ(ホンゴウソウ科)を西表島に記録する.植物地理・分類研究 69 (2): 189-191.
  2. 辻田有紀・山下由美・村田美空・首藤光太郎・天野正晴・遊川知久.2021.ランミモグリバエの新たな寄主植物と北限と南限を含む国内の分布状況.昆蟲(ニューシリーズ) 24(3): 55-63.
  3. 佐藤裕之具志堅江梨子山城勝阿部篤志. 2021. 宮古島産ホソバフジボグサの生息域外保全における育成気温と施肥量の検討. 日本植物園協会誌 (56):50-55.
  4. 梶田結衣・米倉浩司・遠山弘法・赤井賢成・天野正晴・阿部篤志・山本武能・設樂拓人・齊藤由紀子・横田昌嗣・内貴章世.2022.沖縄県西表島における外来植物目録.大阪市立自然史博物館研究報告(76):2021年7月受理済み、2022年3月出版予定
  5. Shota Sakaguchi, Atsushi Abe, Koki Nagasawa, Daiki Takahashi, Hiroaki Setoguchi, Masayuki Maki, Ryuta Kyan, Takako Nishino, Naoko Ishikawa, Shun K. Hirota, Yoshihisa Suyama and Motomi Ito. 2021. Functional traits divergence in parallelly evolved rheophytic populations of Solidago virgaurea L. complex (Asteraceae)in Japan. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 72(2): 93-111.
  6. Natsumi Kanzaki, Satoshi Tsujimoto and Hisashi Kajimura. 2021. Bursaphelenchus hibisci n. sp. (Nematoda: Aphelenchoididae) isolated from Ernoporus corpulentus (Scolytinae) emerged from dead Hibiscus tiliaceus (Malvaceae) twigs from Okinawa, Japan. Nematology 24(1): 1-16.
  7. Chie Tsutsumi, Ayako Maeda, Atsushi Abe, Yumi Yamashita, Tomohisa Yukawa and Satoshi Kakishima. 2021. Genetic diversification of Oberonia (Orchidaceae) in Japan, with implications for the species taxonomy. Bull. Natl. Mus. Nat. Sci., Ser. B, 47(3): 131–141.

書籍等

  1. 阿部篤志. 2021. 沖縄県希少野生動植物保護条例 守ろう!うちーなーぬ宝 おきなわの希少野生動植物 (改訂第2版). 沖縄県環境部自然保護課: 5.写真提供
  2. 大橋広好・門田裕一・邑田 仁・米倉浩司・木原 浩 (編)・阿部篤志(写真提供). 2021. 改訂新版日本の野生植物 (全2巻)フィールド版. 平凡社

受賞

  1. 米倉浩司.第 30 回 松下幸之助花の万博記念賞 「松下幸之助記念 奨励賞」を受賞2022年2月.ウェブ検索システム「植物和名-学名インデックス YList」作成・整備、日本の植物相の全容把握と保全に貢献.(受賞記念講演会:「日本の維管束植物の種多様性を周辺と比較しつつ俯瞰する」と題して講演)
  2. 高江洲賢文.日本雑草学会賞(業績賞).沖縄県の畑地雑草の防除体系確立における雑草群落組成・動態の研究.2022年3月29日オンラインにて受賞予定.

ページトップ