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プレスリリース

西表島で採集された国内初記録のウミヘビ(魚類) 新和名『カタグロウミヘビ』を提唱 沖縄美ら海水族館にて現在生体展示中

2018.11.30

一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究センター(沖縄県本部町)の研究グループは、2018年に西表島近海から採集されたウミヘビの仲間が、これまで日本からは発見例のなかったOphichthus cephalozonaであることを明らかにし、新和名「カタグロウミヘビ」を提唱しました。本研究の内容は、学術雑誌「Fauna Ryukyuana」に掲載されました。
現在、沖縄美ら海水族館ではカタグロウミヘビの生体の展示を行っています。

発表雑誌

雑誌名

Fauna Ryukyuana

論文名

西表島から採集された日本初記録のウミヘビ属魚類カタグロウミヘビ(新称)
Ophichthus cephalozona Bleeker, 1864(ウナギ目:ウミヘビ科)

著者

一般財団法人沖縄美ら島財団 総合研究センター動物研究室 研究員 宮本 圭
一般財団法人沖縄美ら島財団 水族館事業部 魚類チーム 主任 高岡 博子
一般財団法人沖縄美ら島財団 水族館事業部 魚類チーム 職員 永田 文彦
一般財団法人沖縄美ら島財団 水族館事業部 魚類チーム 係長 柳沢 牧央
一般財団法人沖縄美ら島財団 総合研究センター動物研究室 職員 花原 望

ポイント

2018年5月18日、西表島の仲間岬にて種類のわからないウミヘビの仲間(魚類)が採集されました。採集したのは西表島在住の一般の方で、調査のために冷凍標本として、沖縄美ら島財団総合研究センターに搬入されました。
標本を精査したところ、このウミヘビは日本からはまだ発見記録のない Ophichthus cephalozona という種類であることがわかりました。
Ophichthus cephalozona は、1894年にインドネシアにて新種として発見され、これまで台湾以南の温かい海に分布するとされていましたが、この発見により初めて、本種が本邦海域にも分布することが明らかになりました。
Ophichthus cephalozona は、項部(頭の後ろの方)に大きな黒い斑紋をもつことが特徴で、英名をDark-shouldered snake eelといいます。本種にはまだ和名が与えられていなかったため、この特徴的な斑紋にちなみ、新和名「カタグロウミヘビ」を提唱しました。
また、本研究の内容は学術雑誌「Fauna Ryukyuana」に掲載されました。
沖縄美ら海水族館「サンゴ礁の小さな生き物」コーナーでは、本論文の発表にあわせ、カタグロウミヘビの生体の展示を行っています(2018年11月30日現在)。


  • カタグロウミヘビOphichthus cephalozona


  • 沖縄美ら海水族館で展示中のカタグロウミヘビ

代表研究者

宮本 圭(みやもと けい):
(一財)沖縄美ら島財団総合研究センター 動物研究室 研究員。専門は魚類分類学。


資料ダウンロード 西表島で採集された国内初記録のウミヘビ(魚類) 新和名『カタグロウミヘビ』を提唱 沖縄美ら海水族館にて現在生体展示中

お問合せ
(一財)沖縄美ら島財団
企画広報部 企画広報課 企画広報係 菅間・安里
TEL:0980-48-3649 / FAX:0980-48-3122
※研究内容に関するご質問には、当財団の研究員がお答えします。

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